こんにちは、小学生の子供とマレーシアのペナンに親子留学予定のちはりんです。
さて、2019年4月の渡航を控え、留学手続き準備も大詰めを迎えています。
今回は、留学エージェントを利用した場合に我が家が準備した書類についての備忘録です。
ペナンに着いてからアテンドしてくれた現地エージェントに確認した点(後日談等)も記載しておきます。
小学生からの親子留学(母子留学)を検討されている方の参考になればうれしいです。
留学エージェントへ提出する準備書類
我が家は日本法人の留学エージェントに依頼しました。
学校への申込などは留学エージェントが代理で行ってくれるので、下記のものを準備しました。
留学エージェントを通さず自力で準備される場合は、下記のものを元に、申込書などを作成する作業が必要になると思われます。
- 情報フォーム
- 成績証明書 3年分 和文・英文 1通ずつ
- 在籍(在学)証明書 和文・英文 1通ずつ
- 卒業証明書(小学校を卒業して留学する方のみ)
- 戸籍謄本
- パスポートコピー
- 証明写真 4枚
- 母子手帳のコピー
- 契約書
それぞれどういった形式のものか、イメージしにくいものもあると思うので説明していきます。
なお、卒業証明書は我が家には必要なかったので省きます。
1.情報フォーム
留学エージェントがインターナショナルスクールの申込書類を作成する元となる、親と子供の情報を記入する用紙です。
2.成績証明書 3年分 和文・英文 1通ずつ
留学先のインターナショナルスクールに提出する書類です。
子供が通っている学校に依頼する必要があります。
学校側でフォーマットが揃っていれば2週間もあれば十分準備できると思うのですが、慣れていない学校だと1か月以上かかることもありますので、余裕をもって依頼しましょう。
特に、和文フォーマットは持っていても、英文フォーマットを持っていないことが多いので、あらかじめこちらでフォーマットを準備しておかないと必要以上に時間がかかります。
我が家の場合は、留学エージェントが英文のフォーマットを持っているので、その見本を学校側に渡して、同じような形式で作ってもらいました。
そんなにかっちりしたものではなく、各教科の評価、出席日数、欠席日数などが記載されており、学校長の自筆サインと学校印が押されていれば足ります。
(後日談)⇒提出したところ、評価基準(例えば3段階評価なら、その数字がさす意味)の記載も必要だとのこと。結局、現地エージェント側で(勝手に)手直ししたそうです・・・
和文のフォーマットは、学校側で準備があるならその形式で、なければ、英文フォーマットに合わせたような形式で作ってもらえばOKです。
こちらも学校長の自筆サインと学校印は必須。
じつは、我が家はここで学校側とひと悶着ありまして・・・
「和文の成績証明書は公式なもの(おそらく指導要録という意味かと思われる)になるので規則で出せないんです」の一点張りで、成績証明書の発行を拒否されました。
代案として示されたのは、通知表に学校長のサインと学校印を押したものでどうか?ということ。
留学エージェントに確認したところ、留学先のインターナショナルスクールに問い合わせてもらい、最終的に「通知表でもOK、ただし学校長のサインと学校印はあった方がベター」との回答を得ました。
つまり、インターナショナルスクールでは和文・英文の成績証明書を見比べる程度の確認しかしない(というより、日本語がわかるはずもないのでできない)そうです。
ただ、「和文の成績証明書は『規則』で出せない」というのがどうもひっかるので、どういった規則で出せないのか今後のために確認してみました。
だって、海外留学している他の小学生は出してもらえているのに、大阪市だけ出せないはずがない・・・
英文の成績証明書は出せる、というのに。
常識的に考えて、それはあまりにもおかしいだろうと。
結論からいうと、成績証明書は出せます。規則で禁止もされていません。
教育委員会に電話して確認したところ、いわゆる「指導要録(成績など細かい個人的な評価がのっている文書)」というものは第三者(保護者等)には渡せない(学校間同士のやりとりはOK。つまり転校する場合や小学校から中学校に上がる場合)が、学校独自で作成した成績証明書を発行するのは構わない、ということ。
「そもそも、英文であれ、和文であれ、学校側が学校長のサインと学校印を押してだす正式なものであることに変わりないので、英文の成績証明書は出せて、和文の成績証明書は出せない、という理屈がおかしい」、とこれは教育委員会の指導部担当者も、ノリで問い合わせてみた(笑)文部科学省の担当者も言っていました。
とりあえず、担任の先生にはやんわり、「教育委員会の〇〇さんって方に確認して、出して問題ないと言われましたんで、通知表ではなく、和文の成績証明書だしていただけますか」とお願いして出していただきました。
小学生の海外留学自体があまりメジャーではないので、学校側もどんな書類を出せばいいのかわかっていないことも多いです。
わからないことがあれば、管轄の市の教育委員会に電話して確認するほうが早いです。
3.在籍(在学)証明書 和文・英文 1通ずつ
こちらも留学先のインターナショナルスクールに提出する書類です。
子供が通っている学校に依頼する必要があります。
和文フォーマットはだいたいの小学校にあるはずなので、問題は英文フォーマット。
我が家はネットで検索して、使いまわせそうなシンプルな英文在籍証明書フォーマットを先生に渡して作ってもらいました。
和文・英文とも学校長の自筆サインと学校印は必須。
4.戸籍謄本
子供の学生ビザ・親の保護者ビザを取得する際に提出する、各種英文証明書発行のために必要になります。
他国でメジャーな「出生証明書」等に該当するものですが、日本の場合は独自の戸籍制度があるので戸籍謄本でOKです。
謄本であれば、親の分を1通とれば子供も載っているのでそれで足ります。
日本語で記載された戸籍謄本を元に、大使館(領事館)で認証を受けて英文証明書を発行してもらう必要があります。
自分でやってできなくもないですが、翻訳+認証の手間を考えると、行政書士に頼んだ方が安い(1万円程度)ので我が家は、留学エージェントの顧問行政書士に依頼しました。
(後日談)⇒日本の留学エージェントの説明が出国直前で変わり、発行から3ヵ月以内の戸籍謄本をマレーシアのペナンまで持参し、わたし自身が、ペナン現地にある日本総領事館に英文認証を受けた各種証明書を発行依頼することになりました。
戸籍謄本を元に、「出生証明書」「家族証明書」「独身証明書」など、ビザ取得に必要な英文書類が発行されます。
2019年4月現在でどれも1通45RMでした。
基本は営業日翌日に発行されます。
英文認証された証明書には有効期限はなく、翌年ビザ取得の際にも使いまわせるそうです。
6.パスポートコピー
インターナショナルスクールへ提出するものです。
親子留学の場合は親(1部)・子供(2部)どちらも必要で、フルカラーかつ全ページ(表紙含む)です。
カラーコピーは高く、かなりの枚数になるので、なるだけ近場の安いカラーコピー屋さんを探すといいですね。
(後日談)⇒現地エージェントいわく、特にカラーでなくても良いそうです。
ただし、必ずページ番号がわかるように濃く、顔写真のページは逆に顔が黒く塗りつぶされないように薄めに、という条件を満たす必要があります。
また、カラーコピー代節約のために親と子供同時にA4でコピーし、半分サイズ(A5)に切って提出したところ、A4サイズでないと受け取ってもらえませんでした。
結局、ペナン現地のコピー屋さんでコピーしなおし。
というか、日本の留学エージェントには渡航2か月前に提出してたんですけどね、なぜその時点で大きさの確認とってくれなかったのか、そもそも用紙サイズの指定もなかったですし、手際の悪さに・・・
7.証明写真 4枚
子供のみ、パスポートサイズで背景は「青色」指定でした。
(後日談)⇒日本の留学エージェントから渡航直前で、さらに子供の分4枚と親の分4枚ずつ持参するようにいわれました。
ペナンで現地エージェントに渡したところ、子供と親4枚ずつで足りたのに、とのこと。
子供分4枚、無駄に・・・(-_-メ)そろそろ沸点近いよ。
8.母子手帳のコピー
学校への申し込み書類記入(予防接種の項目)のために必要です。
予防接種のページのみのコピーでOK。
9.契約書
留学に関しての必要書類、というほどのものではないですが、留学エージェントとの契約書です。
押印後、1部と手元に保管、1部を留学エージェントへ返送します。
契約書の中身は必ず目を通し、どこまでが契約の範囲かなどを確認しておきましょう。
インターナショナルスクールへ持参する準備書類
残高証明書
ビザ発行に必要な書類となります。
親の残高証明書(英文、USD建て)で、直近3ヵ月分が必要とのこと。
日本の留学エージェントより、紙媒体、金融機関印、金融機関係の手書きの署名が必要との指示を受けました。
ちなみに、絶対ではないですが、留学先校の学費一年間分以上ある方が望ましいそうです。
4月に渡航する我が家は、1月末、2月末、3月末時点の残高証明書、合計3部取りました。
大手であれば、1週間もあれば発行できるはずです。
三菱UFJ銀行の場合、担当支店での窓口手続きで、円建てのものなら即日発行、USD建てなら翌日発行でした。
ちなみに、三菱UFJ銀行の場合、英文残高証明書は係(基本係長らしい)の直筆サインのみで、銀行印は押印しない形式とのこと。
無理をお願いして、英文残高証明書に銀行印も押してもらいました。
ただ、留学エージェントから指示があった「銀行印」は本来いらないんじゃないだろうか、という疑念が残ります。
詳しくは
(後日談)⇒4月初旬に渡航予定だったため、「1/31、2/2、3/31の日付で大丈夫ですね?」と日本の留学エージェントに日付指定で確認し、「それで結構です」との回答を得ていたのに、現地エージェントいわく、「4月に入学し、それからビザ申請するので4月分も基本的にはいる」とのこと。
さらに「保護者ビザ取得が5月にかかれば、5月分もいる可能性がある」とのこと。
3月分までで対応してもらえるか移民局に確認してくれるので、必要かの結論はまだ流動的ではありますが・・・
いやぁ、そもそも大切なポイントだから、いつ時点の残高証明書が必要か、わざわざこちらからアクションとって確認したじゃないですか、ってハナシですよね。
なんで前もって確実な機関に確認しとかないんだよ(; ・`д・´)
無駄手間感、ハンパないです・・・
必要書類の準備にかかるタイムスケジュール実録
日本の留学エージェントと契約したのが2月初め。
いただいた書類をもとに、子供が通っている学校に依頼をかけたのが2月中旬。
ペナン行きの航空券を(留学エージェントを通さず自力で)取得し、4月初めの渡航が決定。
学校からの書類を待つ間に、その他必要書類を準備するのに1週間程度。
残高証明書を除く書類については、2月中に準備できるかと思っていたんですが・・・
学校との成績証明書をめぐるすったもんだがあったので、依頼してから発行までに1か月強もかかりました。
結局、3月下旬までかかりましたね。
というわけで、自力で準備できる書類は1か月もかからず揃えられますが、学校に依頼する書類は1か月程度見ておいた方がいいので、書類準備には1か月~2か月かかるものだと思っておきましょう。
まとめ
というわけで、親子留学&子供の海外留学にあっての必要準備書類について振り返ってみました。
ここまでの感想としては、
意外と面倒な準備書類はなかったな
ということと
「グローバルな子供の育成」を掲げている割に日本の学校が全然グローバル対応できてないな・・・
という点。
さらに、
日本の留学エージェントも、思ったほど慣れておらず(マレーシアの制度がコロコロ変わるという理由も有る)、準備書類に関する指示内容があいまいで何度もやりとりをする羽目になったり(例えば、「証明写真4枚」⇒何サイズの?「残高証明書」⇒いつ時点の?)、最後の方は何か指示されてもちょっと疑いの目で見てしまいました(笑)
(後日談)⇒現地いってからハナシが違うことが多すぎて、逆に日本の留学エージェントがハナシをややこしくしてた感が(笑)直接現地エージェントと契約すればよかった・・・
留学エージェント選びは慎重に!
とはいえ、親子留学を決めたのは我が家、協力してくださる皆様に感謝しつつ、何事もなく無事入学できることを祈るばかりです。
親子留学を前向きに検討している方の参考に少しでもなれば幸いです。
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