こんにちは、ペナンに親子留学中のちはりんです。
コロナのおかげで自宅こもり中、ヒマすぎてついに手をだしてしまった韓国ドラマ・・・
「なんかー、韓流ってー、ベタな展開なんでしょー」って食わず嫌いで勝手に思ってたんですけど。
いやぁ、良かった、良かったよ。
「愛の不時着」!!!
基本、海外ドラマは洋物のミステリーとかサイエンスとかアクションとか、恋愛系にはほぼ手を出さないタイプなんですけども。
久しぶりに恋愛ものの沼にはまりましたな。
というわけで、コロナ禍で鑑賞したNetflixで見られる韓流ドラマ代表作について、個人的な感想とおすすめを述べてみます。
愛の不時着
北朝鮮と韓国を股にかけた、ラブロマンスコメディ。
ド正統の恋愛もの(ロミオとジュリエット系)の韓流ドラマ。
まさか恋愛ものにほぼ興味がないわたしがはまるとは、Netflixに加入した日には思いもしなかったよ・・・
そもそも「愛の不時着」って題名、ザ純愛っぽいじゃないですか。
「失楽園っぽいなぁ、コテコテで重たそう」って思ってたんですけどね。
あんまりにも世間のおすすめ旋風「泣ける」「大号泣」「愛の不時着ロス」がすごくて、一回見てみることに。
そしたらね、題名とイメージ違ってコミカルで軽い感じの1話、ついつい2話、3話とみてしまい、あれ?これコメディやんって。
そう、3話目ぐらいまではベタなコメディ要素満載のホノボノ系だったんですよ。
いつになったら泣ける恋愛ものになるねん、って首をかしげ始めた4話目。
来ますよ、じわじわ来るんですよ、ええ、もう絶妙に!
「あ~ん、こんなんされたらキュンキュンしてまうやろ~!」
って、恋愛偏差値最底辺層にいるわたしでさえ思う場面がぶっこまれてくる。
その後はキュンキュンが加速して、一人でにやけたり、ぽろっと泣いたり、号泣したり、感情起伏がコントロールできない気持ち悪いアラフォーでした。
全16話、一話一話が長めの70-90分。
まとめまーす。
- 1-3話はプロローグ的でコメディ感強く、お決まりの展開
- 4-6話でキュンキュン加速
- 7-9話でキュンキュン爆発
- 10-16話でしつこいぐらい育む二人の愛
4-6話ではまらない人はそれ以降みてもあんまりはまらないかもですね。
ずばりいっちゃうと、9話がキュンキュンピークです!
とにかく、1~9話のキュンキュン誘導、コメディからラブロマンスへ転換させる細かい演出が見事すぎ。
欲をいえば10話以降は同じような展開が続いてダレがちなので、個人的には13話ぐらいにまとめて終わってほしかったところ。
基本的な設定・展開については特に目新しさがはなく、「あー次こうなるやろうなー」ってもろ読めるんですけどね。
ん、でも恋愛細胞が枯れかけた世代はやってほしいんだ、そういうベタなくだり。
使い古された設定でもキュンキュン大号泣できるのは、ヒョンビンとソン・イェジンの演技力と、随所にちりばめられた小技。
コメディ強めなのに、いきなり泣ける場面にもってくのって、すごくない?
挿入曲もまたいいんだぁ。
あと伏線も盛りだくさんで、しっかり回収してておもしろいんだぁ。
そして、なにより、なにより、リ・ジョンヒョクの役どころ設定が神なんだぁ!
あの役はヒョンビンしかできない!
早い段階でリ・ジョンヒョクにはまらないと、このドラマは安物のラブコメディになります。
楽しみたかったら、死ぬ気でリ・ジョンヒョクにはまってください。
それから、エンドロールが流れた後のエピローグまで必ず見てね。
わたしの場合、そもそも韓国俳優にまったく興味がなかったので、名前も知らないまま見てましたけど、しっかり主人公リ・ジョンヒョク役のヒョンビンにドはまりして、夜な夜な上半身裸の画像探しています。
自信をもっておすすめできるポイントとしては
- リ・ジュンヒョクにはまらん女はいねぇ
- 女性がやってほしいと思うこと、全部やってくれる
- 基本コメディタッチなんで、そこまでヘビーな気持ちにならずに見られる
- 親子愛・仲間愛にもほっこりできる
です。
ターゲットは、忘れかけていたキュンキュンを今一度感じてみたい人、ある程度の設定の甘さを許せる人。
惜しむらくは、
- ヒョンビンの上半身裸が見られなかった(何のためのバルクアップやってん怒)
- 悪役の悪役度がイマイチ弱い
- シリアス面の設定と展開が結構テキトー
ですかね。
でも、いいんです。
これはラブファンタジー(幻想)なんです。
大切なんでもう一度いいますが、ありえない設定のファンタジーということを肝に銘じておいてください。
それでも泣けちゃうって、ほんとすごいことですよ(何回いうねん)。
で、例にもれず、わたしの愛の不時着ロスは1週間続きました。
2巡してもおさまらず、3巡したところで根っからの飽き性が幸いしたのか、やっとロスから抜け出した現在です(でも毎日好きなシーンのみリピートしてる・・・って抜け出せてないやんかーい!)。
※追記:5巡しました(笑)
ちなみに、2巡目は絶対行ったほうがいい!
リ・ジョンヒョクの表情からわかる想いと、いろんな伏線回収と、あんだけ切ない関係になっちゃう二人の、最初の頃のピュアなコミカルさにこいつら、演技力すげぇ、って改めて思いました(上から目線な)。
ちなみに、愛の不時着ロスというよりはヒョンビンロスかも、って思って、ヒョンビン主演で評判のいい「シークレットガーデン」とか「わたしの名前はキム・サムソン」とか見たんですけど、どうもしっくりこない。
もちろん若かりし頃のヒョンビンもめっちゃ可愛いんだけども。
ヒョンビンの他作品でぽっかり空いた穴を埋めることができなかったので、リ・ジョンヒョクロスだと認識するに至りました。
わたしが欲しているのはあの純朴なまっすぐな青年なんや。
まぁでも、絶対いないよねあんな人!
でもでもドラマの中でも「会いたいと願い続ければ・・・」っていってたし、勝手に願い続けちゃいますけども。
なお、ヒョンビンロスの人は
- コンフィデンシャル
- ネゴシエーション
- 王の涙 イ・サン
- スウィンダラーズ
あたりを鑑賞するのも楽しいですよ。
王の涙では待ち焦がれたバッキバキの上半身裸体が、ネゴシエーションでは超イケメンのヒョンビン(そして愛の不時着と同じソン・イェジンがお相手)に出会えます。
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梨泰院クラス
「愛の不時着」と並んで人気が高いと聞いて、それならば!と見てみた韓流ドラマ。
復讐サクセスストーリーらしいです。
らしいです。
・・・らしいです?
はい、途中で挫折しました。
「愛の不時着」見る前なら完走できたかも。
7話まで見たけど全然はまらず、「愛の不時着よりはおもんない」と知り合いに聞いて即離脱。
これ漫画の方が絶対おもろいヤツだと思われます。
ターゲットは男性、サクセスストーリーがむやみに好きな人、かっこいい言葉にしびれがちな人でしょうか。
以下辛口ごめんね。
そもそも、ヒロイン役の女の子(イソ)の設定が「美人でIQ高くて、ソシオパス」なんですけど・・・
あの女優さんをディスるわけじゃないけど、まぁまぁ誰がどう見ても不細工目なんですよ。
最初にその違和感があったから、はまれなかったのかもしれません。
そして、倒産率バカ高の飲食店をなんのリサーチも販促もせず開いてみて、復讐だ!とかなくないっすか。
服役までして復讐するならもっと緻密に執拗にいくでしょ。
あとね復讐相手の悪行度合が弱い。
ゲーム・オブ・スローンズのサーセイとかジョフリーばりに「こいつ、マジぶっ殺す!」ってなるぐらいの愚行をしてほしかったですね(7話までしか見てないから、その後もっとひどいことをしでかしてくれたのかもしれないけど)。
というわけで復讐劇の割に本気度がイマイチ感じられず(恋愛ものの設定の甘さは許せるけど、シリアス系の設定の甘さはぶった切る派)、闇金ウシジマくんの方が全然すっきりできておもしろいわ、とわたし的には全くはまりませんでした。
ただ、ドラマの中で流れる曲は好き。無駄にコブシを突き上げたくなります。
ちなみにうちの姉は「おもしろかったよ、仲間の絆がいいねん」と言っていました。
椿の花咲く頃
ミステリー要素もありつつ恋愛要素もありつつのヒューマンドラマ、伏線回収がすばらしい構成と評判。
結論からいうと3話までみたけど、はまりませんでした。
愛の不時着見る前だったら、もう少しがんばれたかも。
どうもねぇ、愛の不時着と比べると序盤のテンポがゆっくりすぎ&伏線展開少なすぎ感がぬぐえず。
韓流ドラママニアっぽい人がこぞって絶賛してたんで、期待してたんですけど、はまらなかったのはなぜだろう?
ターゲットは・・・最後まで見切れる自信がある人ですかな(=゚ω゚)ノ
基本ほのぼの系で、シングルで苦労して子供育ててって、今時そこまで珍しい設定でもないのでひきこまれず。
梨泰院クラスの中でも取り上げられていた、ジェンダー差別や椿の花咲く頃で描かれていたシングル差別って韓国では未だひどいんですかね?
このあたりは韓国の(事情をよく知っている)方だと、心にズーンと響くポイントなのかもしれません。
未婚子持ちで、そこそこ能天気に生きてきたわたしにはそんなに響かなかったよ・・・
新喜劇的な小さな町のドタバタっぽい始まり、微妙に張り巡らされるミステリー要素もイマイチそそらず、無理やりつけた感さえ感じてしまい、なによりヒロインのもごもご感が苦手でした(人気のある女優さんだそうでファンから怒られそうですが)。
またね、ヒロイン役が美人設定なんだけど、そこも?
「梨泰院クラス」にしろ「椿の花咲く頃」にしろ、最近の韓国の「美人タイプ」って変わってきたんかしらと思わせられた作品でした。
キングダム
時代劇政権争い+ゾンビもの。
結論からいうと、これはよくできていたのでおすすめです!
ゾンビものって聞いたときは、う~ん、ってそこまで食指が動かなかったんですけど、1話を見るとついつい2話までいってしまい、愛の不時着後、初めて完走できたドラマとなりました。
恐怖心を煽り立てるゾンビものではなく、政権争いに疫病がからむ、って感じです。
コロナ騒動(未知なるウィルス)にもちょっと通じるところがあるかなぁ。
シーズン1・2まで出ており、続編もあるんですが、シーズン2で一旦の結末を迎えます。
おすすめポイントは
- 映像が壮大で美しい
- ストーリー展開が飽きさせず、設定の甘さもなく、上手い
- 恋愛要素ほぼゼロなのに民への愛と正義感に感動できる
そして、こちらの俳優さん(チュ・ジフン)もけっこう気に入りまして、ハイエナに現在手を出しているところです。
どうでもいいけど、チュ・ジフンとパク・ソジュン(梨泰院クラス)ってほぼおんなじ顔じゃない?
まとめ
というわけで、2020年話題の韓国ドラマ4作を見てみた個人的な感想を述べてみました。
上記の4作品はNetflixで見られます。
あらためて愛の不時着と他の作品の感想文字数から、熱量の違いがはっきりでてますね(笑)
一推しは、リ・ジョンヒョク、、、じゃなかった、「愛の不時着」です。
たまにこういうド正統派の恋愛ものもいいですね。
たぶんわたしがここまではまれたのは、今まで韓流ドラマをほぼ見ていないからかと。
韓流マニアにいわせると、よくある展開・目新しさはないとか結構辛口らしいんで。
そして、世間で評判の韓流ドラマがなんでもおもしろいわけではないと、身をもってわかりました(笑)
韓流ドラマ以外でいうと、amazonオリジナルの「UPLOAD」がかなり面白かったです。シーズン2早くでないかなぁ。
自動運転とか死後の世界とか、ほんとに10年後にはこんな世界になっているだろうな、と子供と一緒に楽しく見ました。
そして不動の推し1位は「ゲーム・オブ・スローンズ」ね。
映像美、壮大さ、展開においてこれを超えてくるものはいまんとこないですね。結末だけがちょと残念だけども。
はい、というわけで、みなさんも興味があったら不時着沼にはまってみてはいかがでしょうか。
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