ガーディアン(保護者)ビザでマレーシアの銀行口座を開設!【必要書類公開】

ペナン移住生活

こんにちは、マレーシアに親子留学中のちはりんです。

マレーシアに移住して早や1年がたち、やっとこさマレーシアの現地銀行口座を開設しました!

というわけで、口座開設に必要な手続き・書類等を早速シェアします。

結論からいうと、ガーディアンビザでも単独名義で口座開設できましたし、思っていたよりハードルが低かったです。

なお、資産運用目的ではなく、なんでもいいからマレーシア銀行口座をサクッと作りたいという方向けの情報シェアになります。



マレーシアの銀行口座を開設する必要性ってあるの?

これまで、家賃・学費振込についてはTransferwiseを利用していたので、特にマレーシアにて銀行口座を開く必要性を感じなかったんです。

事の発端は、子供の通う学校の学食がいきなり現金支払不可になり、すべてチャージしたリストバンドでの支払になったこと。

キャッシュレスを導入するのは大賛成なものの、リストバンドへのチャージ方法が指定された銀行口座からのみ、クレジットカード不可という「はぁ?」なシステムでして。

いままでは学校側の好意で事務にてチャージを依頼していたんですが・・・

今回、学生ビザ&保護者ビザ更新で学校事務担当者と打ち合わせたときに、

「ビザ更新にBank Statement(銀行取引履歴)も必要だし、銀行口座開いたほうが絶対いいよ。あなたの家ぐらいよ、マレーシアの銀行口座持ってないの」

的なことを言われまして、ついに重い腰を上げることにしました。

「えーでも同じガーディアンビザで移住組のお母さんが、CIMBで口座開設しようとしたら、最低預入金額25万RMぐらい定期組まないと普通預金口座作ってくれないとかいってたしぃー、そんな金ないしぃー」

とその事務担当者に言ってみたところ

RHB(マレーシアで4番手ぐらいの銀行)で開きなよ。定期とか組まなくても、ウチ(通っているインターナショナルスクール)と懇意にしている担当者が事情をわかってるから、すぐその場で開設してくれるよ」

と、激しくRHBを推されたので、ならば乗っかってみるかという流れです。

というわけで、マレーシア現地銀行を開設する必要性は特に感じなかった(し、今現在も子供のリストバンドチャージ以外は特に感じない)ですが、

まぁこれもいい経験だし、

リンギット安の今のうちにサクッと日本円⇒マレーシアRMに送金しておけるし、

利息ほぼ0%の日本で寝かしておくより、マレーシアで定期でも組んどくか、

ってな意図で早速作ってみることにしました。

マレーシアの主要な銀行一覧

  • Maybank
  • Public Bank
  • CIMB
  • RHB
  • Hong Leong Financial

最近は定期預金レートも銀行によってそこまで変わらないようですし、このあたりの銀行で作っておけば問題ないでしょう。

マレーシアの銀行開設に必要な書類等

以下はわたしが口座開設したRHBにて、実際に必要だったものです。

【持参書類等】

  1. 学校からのレター
  2. パスポート・ガーディアンビザ
  3. マレーシア国内住居の賃貸借契約書
  4. 公共料金の請求書
  5. 預入れ現金

他行も準ずるものと思われますが、詳細な必要書類は各銀行担当支店に事前問い合わせすることをおすすめします。

パスポート(原本)

実際に銀行口座を開く名義のパスポート(親)のみでOKでした。

パスポートは、銀行開設時に限らず、銀行窓口で何らかの作業を行うときに必要となります。

余談ながら、ビザ申請のためあらかじめ学校事務担当者にパスポートを預け、その学校事務担当者から銀行開設のレターをもらっておきながら、その際パスポートを返してもらわなかったという痛恨のミスを犯し、銀行⇔学校を2往復する羽目に・・・

また、張り付けられているガーディアンビザの有効期限等も確認しているものと思われます。

銀行によっては失効期限までの期間が短すぎると開設してくれないこともあるそうなので要確認。

私の場合、ビザの失効期限まで2カ月きってましたが、ペナンのRHBはスルーでした。

ガーディアン(保護者)ビザ

パスポート持参すれば自動的にパスポートに張り付いているビザも確認が取れるので、別途持っていくわけではありません。

マレーシアの銀行口座開設にはほとんどの場合、長期滞在ビザを求められます。

実際のところ、口座開設にあたっての長期滞在ビザ保有は、法律で定められた要件ではないので、あくまで銀行独自の方針のようですが。

銀行の支店や担当者に左右されることも多々あるようで、ビザがなくても紹介があれば開設できた、などの情報があるのも納得です。

学校からの銀行口座開設に関するレター

ガーディアンビザを取得した後、学校の事務担当者に銀行口座を開設したい旨を伝えて依頼すれば、すぐに出してくれます。

こんな感じのもので、「ガーディアンビザ申し込みに必要だから口座開設させてあげてね」的なことが書かれています。

指定した銀行・支店宛てにレターが出されるので、必ずその支店に行ってください。

通常、インターナショナルスクールからほど近い支店や、インターナショナルスクール側が提案してくる支店が指定されるはずです。

住居の賃貸借契約書

親子留学の場合、ほとんどコンド等を賃貸する(不動産を所有しない)かたちだと思いますので、実際の住所確認のため住居の賃貸借契約書が必要となります。

公共料金の請求書

住居の賃貸借契約書と水道光熱費の請求書で、実際マレーシアに居住しているということを証明するものと思われます。

電気代の請求書が一番手っ取り早いかと。

毎月ポストに入っているあの細長い紙きれです。

現金

たいてい、最低預入金額(100RMぐらいかな?)があるため、ある程度の現金を持参しましょう。

なお、ATMデビットカード発行に10RM程度の手数料がかかり、預入金額から差し引かれます。

余談ですが、ATM利用または窓口から口座に入金する場合、一日あたり1万RMまでという制限があるようです。

オンライン経由の入金であればその制限はありません。

実際の口座開設手順

  1. ガーディアンビザ取得
  2. 学校の事務担当者にレター発行を依頼
  3. ガーディアンビザでの口座開設に必要な書類を銀行に確認
  4. 銀行で口座を開設

1.2.3.は特に問題ないかと思いますので「4.銀行で口座を開設」について、実体験を元に詳しく解説します。

まず、案内係に新規口座開設(Open an account)の旨伝えます。

通常、Saving Accountを開くことになるかと思いますが、銀行のサイトを見てみるといろんな種類があるので、気になる人はあからじめチェックしておくといいですね。

【預金の種類】

  • 普通預金=Saving Account
  • 当座預金=Current Account(小切手使う場合はこちら)
  • 定期預金=Fix Deposit

わたしの場合、

案内係:「何口座開きたいの?」

わたし:「え、ふつーのSaving Account」

案内係:「デビットカードいる?」

わたし:「特にいらないけど、オンラインバンキングさえできればいい」

案内係:「ならデビットカードいるよ!」

ということでデビットカードも作ることに。

なんらかの書類に記入するよう言われるので、個人情報とサイン等を書き入れます。

口座開設の目的(学費支払とかでOK)とか職業とか未婚・既婚とか。

わたしの場合、3~4枚ぐらいかかされたかな?

未婚なんで「Single」って書いてるのに、「子供がいるんだろ、なんでだよ。divorceだろ?意味わかんね。」のやりとりが3回ぐらいありました。

マレーシアでは未婚子持ちってあんまり一般的でないんですかね。

あとやたらサイン書かされました。パスポートと同じ筆跡じゃないとダメなようで、適当に書いたサインが汚すぎて2回ぐらい書き直しさせられる羽目に。

書類を埋めたら案内係にパスし、番号が書かれた紙をもって待機。

銀行の込み具合によりますが、午前中で30分ほど待った記憶。

番号を呼ばれたら、各ブースで必要書類をチェックされ、RHBの場合は通帳(passbook)を発行するかどうかも聞かれました。

マレーシアで通帳発行してくれるのは珍しいそうです。

その後、審査・手続き等で再びベンチで待機。

こちらも30分ほど。

もう一度ブースに呼ばれ、やっと口座に入金という流れです。

ATMデビットカード・通帳をもらい、最後に後ろにあるATM機で暗証番号変更するように、と言われて口座開設とりあえず終了ー!

銀行でかかったトータル時間は2時間ほど。

長い、長かった・・・が、即日開設できたので良しとしましょう。

なお、ATM機では暗証番号変更と電話番号登録(マレーシアでつながる番号)を行いますが、後日でもOK。

オンラインバンキングをする場合には、電話番号登録が必須(オンラインバンキング開始時および各種操作時に随時OTPが携帯に送られてくる)なのでなるべく早めに済ませておきましょう。

なお、マレーシアの銀行の定期預金利率は2020年現在、年利2~3%というところ。

1カ月単位で金額もフレキシブルなので、当分使わないお金があればせっせと定期にしておきましょう。

50万円でも3カ月でランチ代ぐらいになります。

オンラインで自宅からでもサクッと定期を組むことは可能ですが、たいていの銀行は窓口に行くとスペシャルレートを用意しているようで、オンラインで表示されている利率より若干良いことが多いです。

(例えば、オンラインだと2.6%/年が、窓口だと3.0%/年とか。時期によってレートもいろいろです。)

まとめ

事前情報で、ガーディアンビザだと銀行によっては口座開設できないとかいろいろ見たんですけど、結論:2020年現在、可能でしたー!

というか、冷静に学校の授業料とか家賃とかオンラインバンキングでさくさく支払えるほうが楽ちんだし、そりゃ作れないと不便だよね。

ただ、銀行・支店によってハードルが異なるようです(最低預入金額が莫大とか、必要書類が多いとか)。

開設しやすい銀行・支店は学校の事務担当者が心得ている場合が多いので、なるだけ簡単に口座を開きたい場合は、ビザ手続き依頼の際にでも学校事務担当者に尋ねてみるのが得策でしょう。

はい、ではもう一度、口座開設に必要だったものをまとめます。

  1. 学校からのレター
  2. パスポート・ビザ
  3. マレーシア国内住居の賃貸借契約書
  4. 公共料金の請求書
  5. 預入れ現金

マレーシア移住当初、

「マレーシアの定期預金利率がいいことは知ってるけど、リンギットがどうなるかわかんないし、とりあえず銀行に行くのめんどくさいし、今のところそんな不便もないし、当分口座開設なんて必要ないね!」

とか言い放っていたわたしですが、開設してみた現在、

リンギット安のコロナ禍、ここぞとばかりに日本円をTransferwise(ガチレートで手数料含んでもかなりお得に海外送金できる神フィンティック)でRHB口座へ送金し、定期組みまくっている今日この頃であります。

では、マレーシア移住の参考になれば幸いです。

 

スマ留

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