こんにちは、子連れ旅好きちはりんです。
さて、東南アジア圏はほぼ行きつくしたわたしですが、フィリピンには未上陸でした。
今回、ペナンーセブのエアアジア航空券がそこそこ安かったので(往復1万5千円)、「これはっ!!!」と思い、初フィリピン、セブ島子連れ旅行を決行。
旅の詳しいお話は旅行記にゆずるとして、今回はセブ島を5泊6日子連れで旅したわたしが感じた雑感を述べます。
将来セブ島への母子留学も検討しているので、「生活する」目線で感じたことも入れていきますよ!
セブ島の印象
行ってみるまでのセブ島のイメージは、
とにかくエメラルドグリーンに輝く透明度の高い海!
あと、
バナナ!
マンゴー!
台風!
以上!
あ、ドゥテルテ!
薬物持ってなくても怪しい動きしたらすぐ射殺されそうだよね、ってちょっとビビってた国、フィリピン。
実際にセブ島を初めて訪れた時の印象は、
「あ、どこかに似ているな」という既視感。
この雰囲気知ってる!
バリ島、ピーピー島、ハワイ、南米、カンボジア、一昔前のタイ・・・
そのミックスですね。
カラフルな色使いはキューバっぽいし、街並みの雑多さはタイ、褐色で穏やかな顔立ちはハワイ、島独特の雰囲気はバリ、海沿いの田舎町の雰囲気はピーピー島、ストリートチルドレン的刹那さはカンボジア。
強いていうなら、東南アジア圏の中でもオープンで自由な雰囲気が強いかな。
おかまちゃんも多いし、遊び(飲み・パーティ)が好きな人が多いよう。
わたしが現在在住しているマレーシアは基本イスラム教なので、性的な表現やファッションについては控えめなのですが、フィリピンはあけっぴろげな感じですね。
どこを歩いててもエネルギーッシュ!
そりゃ、日本人のおじさん達はこぞってここ目指すね!
それから、たま~にブルーノ・マーズ似のフィリピン男子に遭遇できます(∩´∀`)∩
セブ島内の物価
食品関係の物価は、東南アジア圏の中でも安い方に入ると思います。
フルーツ・野菜はマレーシアより2~3割安い感覚。
日本に比べると1/3~1/5ぐらいですね。
リゾート地、セブシティ内にある一部の高級なお店を除き、レストランでも一品100~200ペソ(約200~400円)、大衆食堂なら100ペソ程度で食べられます。
なんといってもマレーシアからやって来ると、ビールの安さに感動しますね。
だいたいベトナムと同レベルか少し高いぐらい。
通常レストランでも一本100ペソ以下、100~200円程度。
マレーシアではホーカー(屋台街)でも10RM(260円)程度しますからね、レストランだと15RM(400円)もざら。
セブ島モアルボアルのレストランでは二人で2~3品、ドリンク各1杯ぐらい頼んで一食300~500ペソでおさまりました。
セブ島の治安
これは、場所によります!
とはいえ、雑感としてあんまりよくないですね。
バッグパッカーにとっては全然ノーマルレベルですけど、子供と一緒に住むとなるとエリアを選ぶな、と感じました。
一昔前(30年ぐらい前)のタイとか、10年ほど前に訪れたカンボジアに近い感覚。
初日に宿泊したコンドミニアムはよりにもよってマンゴーストリート(ちょっと危険な香りのする夜の盛り場)沿いにありまして、夜ははっちゃけて集まる若者(露出度高め)、朝晩とわず道路上で寝いているストリート生活者多数。
そして、道路わきに積み上げられたごみの山&悪臭。
さらに犬が多くてそのウ〇コ遭遇率が高い。
これはちょっと母子留学先としてはやばいな・・・というのが最初の印象でした。
そして、セブシティからバスで3時間の田舎町モアルボアルに移動。
素朴・・・みんなのどかでフレンドリー。
あれ?なんかちょっとイメージ変わってきたぞ。
ダイビング&シュノーケリング目的の欧米人・韓国人・日本人などが、のんびり長期滞在している街です。
ちっちゃい街なんでみんな顔見知りみたいですね。
そのせいか、殺伐とした雰囲気は皆無で治安も悪くない。
そう、モアルボアルはタイのピーピー島とか、一昔前のバリ、バリの中でもパダンバイとかちょっとメインから離れた場所の雰囲気に似ています。
ただ、ここも犬が多いのは一緒!
夜間、暗い道を歩くときは危険です(実体験:小道で犬に囲まれた!)。
そして最終日前日、再びセブシティに戻ってきて宿泊したコンドミニアムが、アヤラモールから徒歩5分のセキュリティーがしっかりした住宅街。
マンゴーストリートで感じた治安の悪さのイメージは幾分か払拭されましたね。
このあたりなら生活できそうかも!と。
ただよくよく観察してみると、そこそこ繁盛しているお店やコンドミニアムには厳重なセキュリティが常在、モールに入る際には必ず荷物をセキュリティがチェックするので、それだけ治安が悪いってことの表れでもあるのかも。
ちなみに、セブシティにいる間はひっきりなしに救急車の音が聞こえました・・・
地域によっては子供によるスリ多発エリア、薬物取引が盛んにおこなわれていたり、薬物中毒者が多数いるエリアもあるので、マレーシアにいる時より気を引き締めないといけないことは確かです。
セブ島内の交通
セブ島内の交通状況
セブ島の中でもセブシティ界隈の渋滞はかなりひどいです。
そもそも片側1車線道路がメインで、複数車線の大きな道路があまりないですね。
オスロブやモアルボアルに向かう場合も片側1車線が延々と続くので、前を走る車が遅いと必然的に時間がかかることになります。
渋滞さえなければ、セブシティ⇔モアルボアルなら2時間、セブシティ⇒空港なら20分もあれば十分いけそうなのですが。
ちなみに、セブ島内には電車は走っていません。
セブ島内の移動手段
- ジプニー(乗り合いバン)
- Grab
- タクシー
- 長距離バス
- トライシクル
- バイクタクシー
- レンタルバイク・レンタカー
最も安い移動手段はジプニ―です。
ジプニ―とは乗り合いミニバン(タイでいうソンテウ)。
比較的近距離のルートをぐるぐる回っています。
ただ、車体の側面に書かれた行先はわかっても初心者にはルートがよくわからないので今回はパスしました。
スリも多いっていうしね・・・
慣れてから使うのが吉。まぁ、使わないと慣れないんでしょうが。
フィリピンでの移動のおすすめはなんといってもGrab。
ぼったくりなし、行先をピンポイント指定で言葉が通じなくてもラクラク移動、さらにそこそこ安い!
東南アジア国内移動の救世主、Grabはここフィリピンでも大活躍。
ただし、エリアによっては利用できないことも。
セブ島内だったら、大きな街(セブシティとかマクタンとか)は使えるけど、モアルボアルなどの田舎街では利用できませんでした。
Grabはcarかtaxiのみで、バイクがないのは意外!
タイ・ベトナム・インドネシアでは主流なのにね。
料金は、セブの玄関口マクタン空港からセブシティまで30分・300ペソ程度(600~700円)、10分程度の近距離で100ペソ弱。
マレーシア・タイに比べると若干安めですね。
感覚としてはベトナムと同じぐらいかな。
ちなみに、タクシーは利用してませんが、場合によってはGrabより安くなることもあるようです。
タクシー乗るぐらいならGrabを選びますけどね、わたしは。
長距離バスは、オスロブやモアルボアルなど遠出する際には利用価値大!
安いし、個人ツアーで送迎依頼する場合と比べ移動時間もそんなに変わらないです。
モアルボアルまで3時間、約160ペソ(350円)で行けちゃいます。
そんなに急がない旅をしている方は是非。
ただ、運転は山道でもヤンチャなので車酔いしやすい方にはきついかな。
トライシクルはバイクまたは自転車の横に乗り場所を作った乗り物。
田舎町にいくと盛んに客引きされます。
モアルボアルでは、20分程度の場所で100ペソ~150ペソ。
バイクタクシーも田舎町ではよく利用されます。トライシクルより割安。
レンタルバイクは、日本の免許証があれば簡単に借りられます。
さすがにセブシティでバイクを運転しようとは思わなかったですが、田舎町モアルボアルではあんまりにも足がないので、24時間500ペソでホテルに手配してもらいました。
実際のところ、日本の免許証提示も不要だったという事実・・・
緩いです(笑)
昔の東南アジアはどこもこんな感じでしたけど。
ただし、利用はあくまで自己責任でどうぞ。
セブ島の買い物
セブ島全土に「GAISANO(ガイサノ)」という大き目のスーパー兼ショッピングセンターのようなところがあって、そこそこ割安なお値段でなんでも揃いので不便はなさそうです。
フードコートも併設しているし。何気に通った(笑)
セブシティに至っては、コギレイなスーパーや巨大モールがそこかしこにあるので、全く不便はないですね。
海外輸入品の品ぞろえも良かったですし、価格もそこまで高くない。
全体的にマレーシアよりスーパーにおいている品物の価格は1~2割程度安かったです。
スナック・フルーツドリンクの種類も多かった印象。
マレーシアのスーパーよりお菓子の探し甲斐がありました。
そう、食の不毛地帯フィリピンですが、案外お菓子はおいしいものが多かった!
セブシティにはアヤラモール・SMモールを始め、メガモールがいくつかあってその中にユニクロ・ダイソー、各種ブランド、ショップ、フードコート等がわんさかはいっているので、食品以外の服・雑貨等の買い物には困らないでしょう。
アヤラモールは巨大すぎて、「セブのアラモアナショッピングセンター」とわたしの中では認識されています。
市場は新鮮な品物が安く手に入りますが、セブシティ内の市場によってはかなり治安が悪い(子供のスリ)らしいので、ちょっと気を引き締めていかないといけない場所ですね。
セブ島の食
フィリピン料理は全体的に味が濃くて、油ギッシュ、そして甘め。
「こってり」という表現がぴったり。
わたしは何度かフィリピンの有名料理にトライした結果、「これはあんまり口に合わないな」と確信したので、フィリピンでの食事(特にフィリピン料理)に期待しないことを決めました。
こってりな味はすぐに飽きるんですよ。
安くてボリューミーなファーストフード店もそこかしこにあるので、簡単にカロリー摂取できます。
そして東南アジアあるあるの激甘ドリンクが猛威を振るっています。
フィリピンもコンデンスミルク大好きな国ですね。
安く外食できるものの、それらは油&糖分がたっぷりなので、気を付けないとすぐおデブになること間違いなし。
その証拠にまわりを見渡してみて!若者もでっぷりしているから!若年層メタボ多数!
肉類の中でおすすめなのは豚肉。
だいたいどこで食べてもおいしかったですね。
翻って鶏肉は、あんまりおいしいと思ったことがなく・・・。
カラアゲなんか肉がかっすかすになるまで火を通していることも多々。
鶏肉はマレーシアの方が上。
牛肉は少し高価です。
島国なので魚介もそこそこ揃います。
モアルボアルで食べた「いわしのカラアゲ」おいしかった!
何回か頼んだエビ料理もなかなかでした。
セブ島のレストラン
個人的にフィリピン料理より、ピザとか他国料理の方がそこそこレベルが高いのではないかと。
ローカルなお店と比べるとちょっと割高ではあるものの、雰囲気の良いレストラン・バーも揃っているので外食に困ることはないでしょう。
フレンチ・イタリアン・韓国・日本・ピザ・・・
充実度はなかなかのもの、バンコクに少し追いつかないレベル。
30年前ぐらいから日本国のサラリーマン金太郎的男子がこぞってフィリピン(楽園)を目指してくれたおかげですかね、日本食もペナンなんかより充実!
ただ、焼き肉店が多いのは夜遊びで栄える街のお決まりなんですかね。
セブ島のコンドミニアム
今回のセブ島旅行、セブシティ滞在はいつも通りAirBnBを利用しました。
2カ所しか見ていないので断言できないですが、マレーシアのコンドミニアムほど充実していない印象。
マレーシアと同じ価格帯でも部屋が小さ目(20~30㎡)で、天井が低い(日本のマンションレベル)のが気になりました。
短期留学の学生など、単身渡比者が多いからかな。
そこそこ小綺麗で、なかなか雰囲気の良いコンドだったんですが、やっぱり狭さが気になる・・・。
なんていうか、学生時代の一人暮らしを思い出す感じです。
マレーシア・ペナンと同じく、高層コンドミニアムを絶賛建設中のセブシティ。
規模・個数・部屋の広さともに、こじんまりしている印象です。
これからの新築コンドミニアムに期待!
セブ島で見かける外国人
バッグパッカー風の欧米人、リゾート満喫派の日本人・韓国人・中国人、中・長期滞在している日本人・韓国人・・・といった感じです。
最近セブ島への格安英語留学プログラムが流行っているせいか、若め(学生)の日本人・韓国人をよく見かけました。
若者が海外へ出るって問答無用でいいことですね。
ちなみに、セブ島在住の韓国人は日本人の倍いるそうで、どうりでそこかしこに韓国料理店を見かけるわけです。
なんというか、人口が日本の半分しかいない国に一歩も二歩も海外進出という面で先を越されているな、と感じざるを得ません。
フィリピンのみならず、マレーシア・ベトナムでもモロそうですし、タイにいたってはいまや観光地の外国語表記は
- 英語
- 中国語
- 韓国語
- ロシア語
で、日本語はなかったりするんですよ(パタヤ近海のラン島)・・・(/_;)
その点、まだフィリピンは日本語表記が多かったですね。ありがたし。
カタコトの日本語を話せる方もそこそこいましたし。ありがたし。
セブ島移住は有りか?
有り。
ただし、数年後。
- マレーシアより物価が2~3割安いこと
- 美しい海をはじめとする自然が豊かなこと
- マレーシアよりネイティブに近い発音の英語を身につけることができること
ただ、治安面・食事面・住居の充実度面を総合的に勘案すると、現時点では母子移住するにはまだ不十分だというのが我が家の結論。
今は長期バカンスで訪れるので十分かな。
夏休みを利用して1か月くらい滞在して、現地の英会話学校に子供を通わせるとか。
ただ今後数年で、より安全でより魅力的な街になるポテンシャルが高いな、という確信は持っているので、良いタイミングでセブ島母子移住を検討できればと思っています。
あと個人的に困った問題としては、セブの美しい海でシュノーケルするのが楽しすぎて、日焼けがひどかったのね。
移住するとなると・・・(´∀`*)ウフフ
真っ黒こげになる可能性大!
(ケアの問題)
ちなみに、マレーシアはロングステイ希望国・地域№1の座を長年誇っていますが、最近の物価上昇率は著しく、思っているほど割安に暮らせません。
フィリピンの情勢・治安があと少し安定すれば、とってかわられる日も近いかも。
マレーシアに移住していた日本人が、フィリピン移住にシフトしているという話も最近チラホラ聞きます。
まとめ
というわけで、久しぶりに初訪問国への子連れ旅となりました。
初めて訪れる国はやっぱりワクワクドキドキします(アラフォーでもね)!
のんびりバカンスで訪れるならおすすめですね、セブ島!
海は間違いなく美しかったですし、物価も安かった!
惜しむらくは、食。
でも期待しなければ、案外いける食べ物に出会えるはず。
DMM英会話でセブ島在住のフィリピン人講師にお世話になっていた子供は、妙に興奮して
「あー、アラヤモールとか行ったらヘイレイ先生と会えたりするかなぁ!」
と出会えることを期待して、終始まわりをキョロキョロしながら歩いていましたね。
もちろん出会えませんでしたけど(;´∀`)
日本人観光客、日本人滞在者もかなり見かけましたし、日本人にとっては過ごしやすい場所だと思います。
母子留学・移住先としては現時点では決め手にかけるものの、あと数年で有力な候補に挙がってきそうなので、今後は毎年訪れて様子を観察していきたいと思います。
では、セブ島旅行・セブ島移住を計画されている方の参考になれば幸いです。
Have a nice trip!
【セブ島に行きたくなったら!】
【海外旅行の強い味方】
年に2回以上の海外旅行・子連れ旅なら検討する価値アリ、わたしが選んだ鉄板カード

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