こんにちは、ペナンに親子留学中のちはりんです。
ここ数年、マレーシア移住の特番がたびたび放送されていますよね。
マレーシアの物価(生活費)は安い、日本の1/3程度!
と猛烈にアピールされていますが、実際のところどうなんでしょうか。
今回は、マレーシア移住を考えている方にとっては気になるポイント、現地の水道光熱費がいくらぐらいかかるのか、ペナン在住であるわたしの場合をご紹介します。
電気代
今のコンドミニアムに入ってから初めて来た請求は200RM超えで青ざめましたが、最近は安定して70~90RMです。
旅行で家を空けることが多い月なんかは45~60RMだったことも。
日本にいるときには子供と二人暮らしで、エアコン不要の季節は3,000円程度、エアコン必須の季節は6,000円程度だったので、平均すると半額程度には抑えられています。
これだけ見ると
「安いじゃん!」
と思われそうですが、我が家がエアコンをつけるのは月に数える程度。
今住んでいるコンドミニアムが高層階(30階超え)にあるので、日中はドアをあけておけば涼しい風が入るからです。
部屋にいるときは「今日、肌寒いな~」と思っていても、下界に降りると「あっつ!!!」となることも多々。
電気代については、
- エアコン稼働率
- 電磁調理器稼働率
- コンドミニアムの築年数(築年数に比例して電化製品自体が古くなるため消費電力が高い)
に左右されますね。
というわけで、なるべく築浅・高層階のコンドを狙うと電気代節約になるかと。
まぁ、目安としてはエアコンをそこそこ使って100~200RM。
電磁調理器・乾燥機・エアコンをフル稼働させると、軽く300RM逝っちゃいます(;´Д`)
まとめると、マレーシアの電気代はそんなに安くない、日本と同レベル、だけど節約すれば日本より安くすませることは可能。
ちなみに、下記の記事参照では電気代節約のコツを紹介しています。
ガス代
プロパンガス14kgタイプ、毎日自炊して、4~5カ月程度持つぐらい。
デポジットは使わなくなったときに返ってくるので、実質1か月200円ぐらい。
日本では毎月3,000~5000円してましたから、ダントツに安いですね。
とはいえ、これは料理のためだけにガスを使っているから。
マレーシアのお湯(お風呂)って、基本、電気でわかすんですよ(これも電気代が高くなる理由)。
なのでコンドにあらかじめガスの配管がひかれていることはほぼありません。
使うのは・・・
懐かしのプロパンガス!
キッチンがもともとガス式設備の場合は、物件引き渡し時に基本的な情報・使い方は確認できるはず。
最近はキッチンがオール電化のコンドも多いので、電磁調理器で問題ない方はそれですませましょう。
でも、電気代を抑えたい方や、どうしてもガスの炎で鍋を振りたいのよ!という方(←わたし)。
はい、自力で手配しましょう。
まずは、
- ガスコンロを置く棚(8,000円~)
- ガスコンロ(1,500円~)
この二つを、LAZADAとか近くのホームセンターで購入します。
ガスコンロを置く棚には、ちゃんとプロパンガスが入る(隠れる)部分がついてます。
次に、ヤード(洗濯物をほしたり、掃除用具がおいていたり、料理をしたりする場所。換気等のためか外に面する場所に配置されていることが多い)等にそれらを設置します。
準備が終わったら、住んでいるエリアを担当するプロパンガス屋に電話をします。
わからなかったら、コンドを紹介してくれた不動産エージェントに聞くといいですね。
というか、「え、知らない」とか言われても、
わたしなら無理やり調べさせますけども。
ダメならグーグルマップで調べるか、コンドのマネージメントオフィスに聞きましょう。
配送の日程を決めて、設置してもらって、元栓の使い方(回し方)を教えてもらえばすぐ使えます。
つまみが、時計の短針でいうと3時の位置でガス止まって、6時の位置でガス使える、これさえ覚えておけば問題ないはず。
ガスがなくなったらまた電話して、持ってきてもらえばOK。
ちなみに、我が家が利用しているプロパンガスは14kgタイプで、6か月目に突入してますが、まだもっています。
他でよく見かけるプロパンガスは12kgタイプで30RM前後、3~5カ月ぐらいもつようです。
ちなみに、お料理好きのママ友が住んでいるコンドはオール電化で、毎日煮込みやら揚げ物やら水餃子ゆでたりしていると、軽く電気代が300RM逝くらしいです(; ・`д・´)
水道代
激安・・・!!!
ちなみにこれだけ安いのはペナンだから。
ペナンって島だからか、天気がころころ変わって雨がよく降るんです、それが理由。
地域が異なれば、例えばクアラルンプールなんかはもっと高くなります。
下水道代については自分で支払うのではなく、コンドのオーナー支払になっているようです。
賃貸契約書にその旨・金額もきちんと明記されていたので、最初の賃貸契約時に契約期間分をまとめて支払いました。
なお、オーナーによっては下水道代を負担してくれる場合もあります。
上下水道代あわせても、日本円にすると月に300円いかないぐらいなんですが、「水」くくりでいうともう少し出費があります。
それは飲み水や調理に使う水代。
マレーシアでは、水道水は飲めたもんじゃありません。
もともとの水質自体はそんなに悪くないものの、水道管がイケてないそうで、目視できるぐらい軽く色づいています(笑)
口に含むとすぐに「あ、鉄分クサッ」と思うレベル。
というわけで、浄水器や市販の水は必須になります。
浄水器のお値段はピンキリで、3,000円程度で買えるものから、がっつり数万円するものまで。
日本人在住者の間でメジャーなのは、パナソニックのカートリッジ式簡易浄水器(5,000円程度)でしょうか。
LAZADAでもそのあたりの家電店等でも買えるし、取付も簡単だし、汚れがたまってきたらカートリッジを交換(半年~1年に1回の頻度、1,500円程度)するだけ。
ただ、そんなに浄水機能は高くないので、ニオイが気になるグラスや野菜を洗ったり、ゆでたりする程度にわたしはとどめています。
調理に使う水やお茶、飲み水はデリバリーの純水と、市販のミネラルウォーターを適宜使い分け。
デリバリーの純水は1本18リットルで8RM(約210円)、二人暮らしの我が家の場合、1カ月に3~4本を消費するペース。
冷水・熱湯切り替えできるウォーターサーバーも無料(要デポジット)でついてくるので、まぁまぁ重宝してます。
水の味がもろに出るコーヒーや紅茶はミネラルウォーターを使うことが多いですね。
そうはいっても、バカスカ飲むわけじゃないので、1.5リットルボトル(2RM、約60円)を月に4~5本といったところ。
というわけで、合算して月平均するとだいたいこのぐらいの金額になります。
上下水道代をあわせた合計額:約1,800円/月
日本にいたときの水道代は月1,500~2,000円程度でしたから、あんまり日本とかわらないですね。
マレーシアの水道光熱費まとめ
実際にマレーシアで生活してみて、今のところ次のような結果です。
- 電気代:2,000~2,500円/月、 日本の半額程度、 まぁ安い
- ガス代:200円/月、 日本の1/15~1/30程度、 激安
- 水道代:1,800円/月、 日本と同レベル、 上下水道代は激安だが飲料水にかかる
- 水道光熱費合算:4,500円/月 日本の半額程度 まぁ安い
残念ながら、テレビで放送されているような「日本の1/3の生活費で済む」というわけにはいきませんでした。
とはいえ、気をつけるポイントだけ守っているものの、特に頑張って節約しておらず、快適に過ごせて日本の半額程度なら許容範囲ではないでしょうか。
「水道光熱費もまぁまぁ安いし、思い切ってマレーシア移住、実行に移してみよーかなー!」と思ってくれる方が一人でも増えると、嬉しい限りです。
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